地域通貨じねんがこれからめざすのは、「友愛経済」です。

報告が遅くなりましたが、地域通貨じねんがこれから目指そうとしているものについて書いてゆこう思います。

一言で言うと「友愛経済」を目指します。

ここ数ヶ月、実際に友愛経済を実証・検証・実験してきました。

そして、これが友愛経済だなと言う手応えを得ることができてきました。

そもそも友愛ってなに??って話ですが、元々はキリスト教の隣人愛(アガペー)から来ている概念だと認識しています。

この隣人愛ですが、西洋だけのものではありません。

東洋では、儒教の中で、「忠恕」と言う概念が出てきます。

これは、儒教の中で孔子が社会にとって、最も大事なものと言っている概念でこれは、「良心に基づく思いやり」や「親・兄弟への思い(愛:愛と言う言葉は、論語には、出てこない)を広く社会に広めましょう」などと言われています。

要は、思いやりですが、これが西洋(キリスト教)では、アガペー(隣人愛)と言われるものではないかと考えています。

元々、西洋で友愛が社会思想史として現れたのは、フランス革命と言われているようです。

フランス革命では、「自由・友愛・平等(現代では、公正)」を掲げて、市民が立ち上がったと言われています。

そして、この「自由・友愛・平等」が再び思想史として現れたのが、ルドルフ・シュタイナーの社会有機体3分節化論です。

ルドルフ・シュタイナーは、社会有機体3分節化論では、「精神においては、自由を、経済においては、友愛を、法においては、平等を」と謳っていると言われています。

これは、訳者の高橋巌先生の前書きからです。

これまでは、自由主義経済の時代でした。

そもそも自由主義経済もフランス革命のときに市民が獲得した政治体制と言われているようです。

自由主義経済の歴史が200年ほど、続きました。

地域通貨じねんが今後めざすべき経済は、友愛経済であると言う推測をしています。

友愛経済を自由主義経済に追加してゆくことを目指そうと事務局は、考えています。

今年の1月から新規プロジェクトがはじまります。

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

現在、社会福祉法人こぶしの会で臨時職員をしているわけですが、今月から新規プロジェクトがふたつはじまります。

ひとつは、障害者の就労支援。もうひとつは、精神疾患当事者の地域活動支援です。

どちらもほとんどボランティア的な立ち位置ですが、頑張って、取り組んでゆきたいと思います。

応援、よろしくお願いいたします。

あわせまして、皆様にたくさんの幸せが訪れますことをお祈りしています。

なぜ、地域通貨は、ボランティアではないのか??

「なぜ、地域通貨は、ボランティアではないのか??」

ボランティアと言うと無償で労働やサービスを提供することですが。

先日、フェアトレードの会議で雑談中に私がやっている地域通貨じねん(友愛経済)の話をしたところ「それって、ただのボランティアなんじゃないですか??」と言われました。

ただのボランティアではないと思いましたが、その場では、すぐに反論できませんでした。

私が地域通貨(友愛経済)の対象にしている友人が5名ほどいますが、私は、彼らにボランティアをしているとは認識していません。

具体的に言うと一緒に映画を見に行ったり、イルミネーションの写真を撮りにゆきたいというリクエストに答えてイルミネーションの場所まで送迎してあげたり、勉強になりそうな本を貸してあげたり、悩みを聞いて一緒に悩んであげたりしていますが、私は、それをボランティアだとは思っていません。

それらひとつひとつは、小さなお願いとか、リクエストですか、それらは、彼らの人生や生活の質を向上させることができるお願いだと思っています。

人生や生活の質を向上させると言うことは、彼らの人生の立て直しをしていることだと思っています。

それって、単純なボランティアではなく、それ以上のことだと思っています。

私は、子供の頃からそう言う仕事が好きでした。

覚えているのは、自分の祖母が時計が壊れて時間がわからないと悩んでいたので、見てあげたら電池が無くて、止まっているだけでした。その電池を交換してあげたら祖母は、すごく喜んでくれました。そして、喜ぶ祖母を見て、私もすごくすごく嬉しかった。

人生の悩みというのは、そんなものだと思うのです。ひとは、そんな些細な障害で自殺してしまったり、鬱になってしまったりすると思うんです。

真っ暗な闇の中で道に迷っているひとの手をとって、向かうべき方向(たとえそれが間違っていても)へ、ガイドしてあげるだけでそのひとは、自分の人生を歩きはじめることができるのではないかと思います。

それって、単純なボランティアではないですよね。